パリオリンピック出場を決めたレスリング選手の曽我部京太郎さんは、とても注目されています。
曽我部京太郎さんの学歴と競技実績はどのような関係があるのでしょうか。
そこでこの記事では、曽我部京太郎さんの出身大学・高校など学歴まとめ!日体大へ進学した理由3選についてまとめました。
曽我部選手が日体大に進学したのは、必然だったと語られています。
その理由3選についてもまとめていますので、最後までチェックしてくださいね。
曽我部京太郎の出身大学・高校など学歴まとめ!
曽我部京太郎さんの出身大学、高校、中学校、小学校の学歴について詳しく見ていきましょう。
曽我部京太郎の出身大学
曽我部京太郎さんの出身大学は日本体育大学です。
- 日本体育大学所在地:
東京都世田谷区深沢7丁目1番1号(東京・世田谷キャンパス)
神奈川県横浜市青葉区鴨志田町1221-1(横浜・健志台キャンパス)
- 日本体育大学の偏差値:
日本体育大学の偏差値は47~59と学部によって幅があります。
体育学部:51~59
児童スポーツ教育学部:49~52
保健医療学部:52~54
スポーツ文化学部:47~51
スポーツマネジメント学部:48~56
- 大学時代の実績:
2020年4月に日本体育大学に入学しましたが、新型コロナウィルス感染症拡大のため実践的なトレーニングができない状況でした。
入学したものの、また愛媛に帰ることになりました。
2021年5月全日本学生選手権では初勝利し、2022年の全日本選手権で初優勝を果たします。
そして2023年8月にシニアの国際大会で初優勝。
2023年12月の全日本選手権では優勝し2連覇を達成します。
…努力・友情・勝利。アツい。😭#天皇杯レスリング2023
ハイライト
グレコローマン67kg 決勝
🟥遠藤功章(東和エンジニアリング)
2023アジア大会金メダル🥇@hpk773
🟦曽我部京太郎(日本体育大学)
2023世界選手権代表@kyotaro73どっちも主役だった❤️🔥 pic.twitter.com/3LP1SnYffE
— Sachiko HOTAKA 7.28超RIZIN3 保高幸子 (@greco_free) December 27, 2023
曽我部京太郎の出身高校
曽我部京太郎さんの出身高校は今治西高校です。
- 今治西高校の所在地:
愛媛県今治市中日吉町3丁目5番47号
- 今治西高校の偏差値:
今治西高校の偏差値は66で、愛媛県内で3位の進学校です。
毎年300名以上が地元の国公私立大学へ進学しています。
曽我部京太郎さんは文武両道を選択し、進学校を選びました。
今治西高校にはレスリング部がありません。
ではなぜ今治西高校へ進学したのでしょうか。
理由は姉が今治西高校OGで、勉強で姉に負けたくないと考えていたようです。
また今まで練習していた「今治クラブ」の練習拠点である今治工業と自宅は近く、通いなれた場所でした。
そこで「今治クラブ」の越智監督に相談し、今治工業で練習を続けることになりました。
今治工業で朝練のあと今治西高校へ行き授業を受けて、放課後はまた今治工業でレスリングの練習という日々を送ることになります。
そして高校に入りようやく全国大会で成績を上げることができるようになったのです。
- 高校時代の実績:
2017年の全国高校生グレコローマン選手権GR55㎏級では準優勝し、国民体育大会では優勝しました。
2018年の全国高校生グレコローマン選手権GR60㎏級で優勝し、国民体育大会では優勝し2連覇しています。
2019年全国高校生選抜大会ではFS65kg級で優勝し、JOCジュニアオリンピックカップGR63kg級で優勝と勢いに乗り、国民体育大会でも優勝し3連覇を果たしました。
国体3連覇は史上10人目の快挙です。
沢山の人の応援やサポートのおかげで、愛媛国体優勝することができました!
本当にありがとうございました🙇
これからも大会は続くのでしっかり頑張ります!! pic.twitter.com/KQFYxaZC1l— 曽我部京太郎 (@kyotaro73) October 10, 2017
曽我部京太郎の出身中学校
曽我部京太郎さんの出身中学校は今治市立立花中学校です。
- 今治市立立花中学校の所在地:
愛媛県今治市立花町2丁目8番7号
- 中学時代の実績:
中学時代は表彰台に1度もあがれませんでした。
それでも1番になることだけを考えて練習を続けました。
県外に足を運んでレスリングを学び、管理栄養士の指導を受けてからだづくりに磨きをかけます。
曽我部京太郎さんの指導者である越智さんは、負けず嫌いの性格を見抜き身近なライバルや先輩と競わせて闘争心を煽っていました。
そのため人よりも多く練習をする、負けたくないからもっとやるという気持ちが常にあり、努力をコツコツと積み上げていきます。
「越智先生からは人より練習を1回でも多く、そういう心の持ち方を学びました。自分自身、負けたくないからもっとやる、そういう気持ちをさらに引き上げてくれたのが先生でした」と曽我部。越智は彼の負けず嫌いの性格をうまく利用し、身近なライバルや先輩と競わせることで曽我部の闘争心を煽った。
引用元:スポーツコミュニケーションズ
曽我部京太郎の出身小学校
曽我部京太郎さんの出身中学校は今治市立立花小学校です。
- 今治市立立花小学校の所在地:
愛媛県今治市立花町4丁目3番45号
明治20年(1887年)に郷尋常小学校として設置され、その後昭和16年(1941年)に今治市立花小学校となりました。
創立137年の歴史のある学校です。
全校生徒数は427名、学級数は17クラスあります。
少子化の時代ですが、子どもの人数は少なくありません。
- 小学校時代の実績:
小学校3年生の時に今治少年レスリングクラブに入団しました。
友人が入っていたことがきっかけです。
小学生のころの曽我部京太郎さんはからだが細く、試合で勝てないことが続いていました。
全国で上位入賞したのは小学5年生と6年生の間に3回だけ。
しかし辞めようと思ったことは1度もなかったそうです。
同世代の子どもたちと比べて線が細く、試合で勝てない日々が続いた。負けず嫌いの性分。内心は忸怩たる思いがあったはずだ。それでも辞めようと思ったことは一度もなかった。
引用元:スポーツコミュニケーションズ
曽我部京太郎が日体大へ進学した理由3選
曽我部京太郎さんが日体大へ進学したのは必然でした。
「大学進路について悩んだことはないです。他の大学に行くという選択肢は頭の中になかったです」と語っています。
どのような理由があったのか詳しく見ていきましょう。
いつも死ぬ気で逃げてますが、笑顔で抑えられます、、、 https://t.co/N7FW4LxTJg
— 曽我部京太郎 (@kyotaro73) May 31, 2024
日体大へ出稽古に行っていた
曽我部京太郎さんは、中学生の頃から日体大へ出稽古に行っていました。
これはレスリングのスキルを磨くための重要な経験といえます。
日体大の施設や環境はトップアスリートを育成するための条件が整っており、曽我部京太郎さんにとって理想的なトレーニング場所だったのです。
特に日体大の監督である松本慎吾さんから学ぶことが多く、彼のディフェンステクニックは曽我部さんの技術向上に大いに役立ちました。
また曽我部京太郎さんが高校時代に出稽古に行ったことは、競技生活において大きな転機となります。
特に全国大会での経験や他のトップ選手との練習は、彼の実力を一層引き出す要因でした。
出稽古の際、曽我部京太郎さんは日体大の松本監督から「今年の愛媛国体で優勝する曽我部だ」と紹介されることがありました。
この言葉は曽我部京太郎さんにとって大きな励みとなり、自分自身の目標を再確認する機会となります。
松本監督の紹介を受けたことで、曽我部京太郎さんの闘志は一層燃え上がりました。
自分自身の努力や意気込みが周囲に認められたことで、さらなる努力を重ねる決意を固めたのです。
その結果、曽我部京太郎さんは全国高校グレコローマン選手権での敗北を糧に、次の試合に向けて徹底的な練習を行います。
前年の全国高校総体で優勝した稲葉海人選手との再戦に向けて、稲葉選手の得意技である反り投げや四つに組んだ際の動きを徹底的に研究しました。
日体大の環境と指導者たちのサポートが、曽我部京太郎さんの目標であるオリンピックの金メダル獲得に向けた最適な場所であると確信していたのです。
日体大の松本監督と同郷だったから
曽我部京太郎さんが日体大を選んだ理由の一つには、松本監督との特別な関係があります。
それは松本監督は愛媛県宇和島市出身で、曽我部京太郎さんと同郷ということです。
この地縁関係は、お互いの信頼関係を築く上で大きな役割を果たしました。
曽我部京太郎さんが日体大へ出稽古に行った際、松本監督は非常に親身になって指導してくれました。
また同郷の監督からの信頼と期待は、彼にとって大きなモチベーションとなり、トレーニングに一層の努力を注ぐ原動力です。
この信頼関係があったからこそ、曽我部京太郎さんは厳しいトレーニングにも耐え、目標に向かって突き進むことができたのでしょう。
自分の強みを理解してくれていたから
日体大の松本監督は、自分の強みを理解してくれていたことが日体大を進学先に選んだ理由にあると思います。
曽我部京太郎さんは中学生の頃から日体大に出稽古に行き、そこでの練習や指導を通じて自分の成長を実感していました。
特に日体大のコーチや監督たちは、曽我部京太郎さんの強みや弱点を的確に把握しているので、適切なアドバイスが受けられます。
曽我部京太郎さんの強みの一つは、圧倒的なディフェンス力です。
松本監督は曽我部京太郎さんのディフェンス力を高めるために、具体的で実践的な指導を行い、その結果曽我部京太郎さんは試合での守備力を大幅に向上させることができました。
また曽我部京太郎さんのもう一つの強みは戦術理解力です。
彼は相手の動きを迅速に読み取り、自分の戦術を柔軟に調整する能力に優れています。
この能力も、日体大での出稽古や練習を通じてさらに磨かれました。
全国高校グレコローマン選手権での敗北を経験した際、曽我部さんは相手の得意技である反り投げや四つに組んだ際の動きを徹底的に研究し、次の試合に備えることができました。
曽我部京太郎の幼少期は活発で負けず嫌い
愛媛県今治市で盛んな造船業を営んでいる父、曽我部耕司さんの第二子である京太郎さんは、とても活発な子どもでした。
からだを動かすのが大好きで、体力テストはいつもA。
素直で不器用で負けず嫌いだったそうです。
小学校3年生の時にレスニングクラブに入団し、練習に取り組んでいました。
その時の指導者は、越智雅史さん(現愛媛県レスリング協会事務長)です。
越智さんは当時の曾我部京太郎さんについて、「からだが柔らかかった。もつれたとしても相手の上に乗っている。技を返されてもからだを反転させる。」と語っています。
さらに努力家の一面もあり、全体練習が終わった後に「あと30分、1時間練習するか?」と声を掛けると必ず曾我部京太郎さんが残っていたそうです。
キツイ練習をしても嫌な顔ひとつしなかったそう。
活発で負けず嫌いの性格だったので、レスリングの練習で他の子よりもがんばれたのでしょう。
いつも下を向かずに、強くなる事だけを考えて努力を続けていました。
2001年夏、愛媛県今治市で造船業を営む曽我部家の第二子として誕生したのが京太郎だ。父・耕司によれば、漢気のある漫画のキャラクターから取ったという。幼少期は「活発な子。素直で不器用で負けず嫌いでした」(父・耕司)、本人は「身体を動かすことが好きで、体力テストではAでした」と振り返る。
引用元:スポーツコミュニケーションズ
曽我部京太郎のプロフィールと競技実績一覧
曾我部京太郎さんのプロフィールと競技実績を見ていきましょう。
パリ五輪でレスリングの男子グレコローマン67キロ級に出場される曽我部京太郎選手。
そちらの壮行会が、松山で開催され我々イマバリタイムズも取材をさせていただきました!8月は愛媛から今治から、皆さんでパワーを送りましょう!#パリオリンピック2024 pic.twitter.com/0Q7EHjm8xk
— イマバリタイムズ (@imabaritimes) June 3, 2024
曽我部京太郎のプロフィール
名前:曽我部京太郎(そがべきょうたろう)
生年月日:2001年7月3日
年齢:23歳(2024年7月16日現在)
出身クラブ:今治クラブ
所属:ALSOK
現在はALSOKに所属し、強化選手として活動しています。
監督にはバルセロナオリンピックに出場している大橋正教(おおはしまさのり)さん、コーチに伊調馨(いちょうかおり)さんがいます。
曽我部京太郎の競技実績一覧
2024年
パリ・オリンピック・アジア予選 GR/67kg級 1位
2023年
全日本選手権(男子グレコローマン) GR/67kg級 1位
全日本大学グレコローマン選手権 GR/67kg級 1位
世界選手権 GR/67kg級 13位
ドイツ・グランプリ(男子グレコローマン) GR/67kg級 1位
世界選手権代表決定プレーオフ GR/67kg級 1位
全日本選抜選手権(男子グレコローマン) GR/67kg級 2位
アジア選手権 GR/67kg級 2位
ダン・コロフ-ニコラ・ペトロフ国際大会 GR/67kg級 2位
2022年
全日本選手権(男子グレコローマン) GR/67kg級 1位
U23世界選手権 GR/67kg級 3位
国民体育大会(成年) GR/67kg級 1位
全日本学生選手権 GR/67kg級 1位
ピトラシンスキ国際大会 GR/67kg級 2位
全日本選抜選手権(男子グレコローマン) GR/67kg級 2位
2021年
全日本選手権(男子グレコローマン) GR/67kg級 2位
東日本学生選手権(秋季)・新人戦 FS/70kg級 1位
全日本学生選手権(男子グレコローマン) GR/67kg級 1位
全日本選抜選手権(男子グレコローマン) GR/67kg級 2位
2020年
全日本選手権(男子グレコローマン) GR/67kg級 3位
東日本学生選手権(秋季)・新人戦 GR/67kg級 1位
全日本大学グレコローマン選手権 GR/67kg級 7位
2019年
全日本選手権(男子グレコローマン) GR/67kg級 8位
国民体育大会(少年) GR/65kg級 1位
世界ジュニア選手権 GR/63kg級 22位
インターハイ FS/65kg級 3位
全日本選抜選手権(男子グレコローマン) GR/60kg級 7位
JOCジュニアオリンピックカップ(ジュニア) GR/63kg級 1位
全国高校選抜大会 FS/65kg級 1位
2018年
全日本選手権(男子グレコローマン) GR/60kg級 3位
国民体育大会(少年) GR/60kg級 1位
全国高校生グレコローマン選手権 GR/60kg級 1位
世界カデット選手権 GR/65kg級 11位
アジア・カデット選手権 GR/65kg級 7位
JOCジュニアオリンピックカップ(カデット) GR/65kg級 1位
2017年
国民体育大会(少年) GR/55kg級 1位
全国高校生グレコローマン選手権 GR/55kg級 2位
全国少年少女選抜選手権 kids/6年45kg級 3位
全国少年少女選手権 kids/6年生42kg級 3位
全国少年少女選抜選手権 kids/5年45kg級 2位
全国少年少女選手権 kids/5年42kg級 3位
小学校、中学校、高校、大学の学生時代にコツコツと積み上げてきた練習と努力が、これほどの競技実績と作り上げました。
人よりも倍がんばれる、曽我部京太郎さんだからこそできた軌跡です。
パリ五輪でレスリングの男子グレコローマン67キロ級に出場される曽我部京太郎選手。
そちらの壮行会が、松山で開催され我々イマバリタイムズも取材をさせていただきました!8月は愛媛から今治から、皆さんでパワーを送りましょう!#パリオリンピック2024 pic.twitter.com/0Q7EHjm8xk
— イマバリタイムズ (@imabaritimes) June 3, 2024
まとめ
曽我部京太郎さんの出身高校・大学など学歴まとめ!日体大へ進学した理由3選についてまとめました。
出身大学:日本体育大学
出身高校:今治西高校
出身中学校:今治市立立花中学校
出身小学校:今治市立立花小学校
また曽我部京太郎さんが日本体育大学へ進学を決めた理由は、日本体育大学の松本監督に寄せる信頼や同郷であったことがわかりました。
勢いに乗る曽我部京太郎さんがパリオリンピックでも活躍することを期待して、一緒に応援していきましょう。